#65 アクサ生命ユニット・リンク保険(有期型)は契約すべき!?〜契約者が考えるメリット・デメリット〜

お金のこと

皆さん、こんばんは。イチカラセイジです。

 

このブログは1985年生まれで、奥様と息子の3人家庭を持つイチカラセイジが、イチカラ家の日常を通じて得た同世代に役立つ情報をつづっているブログです。

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さて本日は、「#65 アクサ生命ユニット・リンク保険(有期型)は契約すべき!?〜契約者が考えるメリット・デメリット〜」についてお伝えしていきます。

 

アクサ生命ユニットリンクを契約したのは、2018年12月のことです。

 

妻が家電量販店で冷蔵庫を購入した際に、家電量販店に無料でファイナンシャルプランナーによる相談が行われており、それを受けた結果、最終的にそれまで入っていた住友生命の保険から、切り替える形でユニットリンクを契約することになりました。

 

当時はまだお金の勉強が出来ているわけでもなく、私もどんぶり勘定の中での収支把握、妻も家計簿を付けていませんでした。

 

このときにFPに相談できたというのは、良い意味では「お金に関心を持つ」きっかけになった。

悪い意味では、良いように丸め込まれてしまったという部分があるかと思います。

 

インターネット上では、かなり叩かれている「アクサ生命ユニットリンク」ですが、2019年以降2年以上にわたって、お金に関する書籍を読み漁ってきた中での結論としては、「最適ではないにしろ、貯金よりはましであり、及第点」といった商品として認識しています。

 

とは言うものの、現時点の自分が営業かけられ、じゃあ契約するかといったら、投資先として最適解ではない為、契約しないという判断をするかと思います。

 

そこで今回は、お金の勉強が不足していた頃に契約してしまった私が、3年以上にわたって契約し続けているユニットリンクについて、自分なりのメリットデメリットを含め、解説してまいります。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

ユニットリンクのメリット・デメリット

ユニットリンクは一言で言えば、「投資信託と死亡等保険が一緒になった保険商品」です。

 

生命保険ですので、確定申告時には生命保険料控除の対象となります。

 

投資信託部分は、「特別勘定」としてどのタイプで運用をするかを選択します。

(安定成長バランス/型積極運用バランス型/日本株式プラス型/外国株式プラス型/世界債券プラス型/金融市場型/オーストラリア債券型/新興国株式型/日本株式型/世界株式プラス型)

 

私の場合は、世界株式プラス型100%で運用を行っています。

このタイプの場合、キャピタル・インターナショナル株式会社というところが運用をしてくれています。

 

現在の状況で言うと、こんな感じです。

 

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これまでの保険料支払額合計は、930,000円です。

それに対して、どの程度の運用ができているかというと、以下の通り。

 

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2021年6月14日時点の積立金額は、999,382円となっています。

つまり、含み益としては69,382円(+9.3%)の運用が出来ている状況で、かつ、死亡・高度障害補償の生命保険部分が付いている状況です。

 

良く言えば、タダで生命保険の恩恵を受けながら、運用益(含み益)を出している状況と言えます。

悪く言えば、この最高のタイミングでの投資なのに、3年で+9.3%しか出ていないの❓

 

「S&P500に投資していればもっと運用益出ていたよ。」

「生命保険部分なんて要らないでしょ」

 

という意見もインターネット上では飛び交っています。

後述しますが、こういった抱き合わせ商品は中身が見えにくく、中途半端な商品であると言わざるを得ません。

 

生命保険が必要ならコスパの良い掛け捨ての生命保険に入れば良いし、投資信託をやりたいながら自分で最適な商品を探せば良い。

二つを別々に考えたときに、果たしてこの「抱き合わせ商品」は優れた商品なのか❓という視点です。

 

さらに、ユニットリンクは契約後10年以内に解約した場合、解約控除が発生します。

契約から3.5年経過した控除額は以下の通りです。

 

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つまり、いま解約するとこれまで掛けていた分のうち、控除額282,984円を差し引いた716,398円しか戻ってこないことになります。

 

ここに、ユニットリンク自体のメリットとデメリット両方があると考えられます。

ちなみに10年以上契約するのであれば、解約控除は発生しません。

 

ユニットリンク最大のメリットは「高い運用益+一時所得控除」

資産を最も効率よく拡大していくという観点でいえば、いち早く損切りをして、残りの7年間を別の運用していくことが答えになるのかもしれません。

ですが、サンクコストバイアスに捉われている私。

 

インターネット上では批判されまくっているユニットリンク、より良い活用法はないのでしょうか❓

 

いくつか契約窓口になってくれているファイナンシャルプランナーに相談した結果を以下に記載したいと思います。

 

 

①現在契約から2年以上が経過している状態ですが、将来解約控除が無くなった後、生命保険(死亡等補償)部分だけの支払いを辞めて、特定勘定のまま積立投資部分だけを継続することは可能でしょうか。

→はい、可能です。

 

②もし可能な場合、積立投資部分だけで、生命保険料控除を受けられるのでしょうか。

→生命保険料部分の支払いは無くなるので控除も無くなります。

 

③生命保険(死亡等補償)部分だけを辞めた場合、それまで支払ってきた生命保険部分の保険料はかけ捨てと同じ扱いになるのでしょうか。(死亡等補償は無くなり、生命保険部分の支払いだけが無くなる)

→死亡保証は無くらならず、仮に月3万円を10年間で払済保険とした場合、715万円までの死亡保証等となります。

 

④掛け捨てと同じ扱いになる場合、10年以降の月々支払い(積立投資)料金はいくらになるのでしょうか。

→払済保険とした場合、以降の積み立ては出来なくなります。

 ただし、そのまま放置して資産運用していくことは可能です。一時所得控除(年上限50万円)を活用して必要となった時に取り崩していく運用方法が考えられます。

 

⑤10年未満で解約した場合、解約控除金により掛け金に対してマイナス状態ですが、確定申告の取り扱いは、雑所得として計上するのでしょうか。10年経過以降の確定申告の取り扱いについても教えて下さい。

→一時所得控除として使えばそもそも確定申告で計上する必要がありません。

 

ユニットリンクの最大のメリットは、「高い運用益と一時所得控除の活用」だと私の中では(現時点では)結論が出ました。

 

一時所得控除とは

給与所得者に生命保険の満期返戻金などの一時所得があった場合 … 一時所得の金額は、その満期保険金以外に他の一時所得がないとすれば、受け取った保険金の総額から既に払い込んだ保険料又は掛金の額を差し引き、更に一時所得の特別控除額50万円を差し引いた金額です。 課税の対象となるのは、この金額を更に1/2にした金額です。

 

一時所得控除は確かにそうかもしれないけど、高い運用益でどういうこと❓と思われるかもしれません。

ここは、世界株式プラス型を運用する「キャピタル」のこれまでの実績などを考慮して記載をしました。

 

キャピタル以上の成績を出す会社もあるでしょうし、高い信託報酬を差し引いても運用益をしっかり上げてくれるだろうと期待して、運用しているところです。

 

実際は「生命保険+優良投資信託」の組み合わせが正解!

色々とユニットリンクを契約してしまった負け惜しみみたいなことを書いてしまいましたが、改めて申し上げるなら、すでにユニットリンクを契約してしまっている方々にとっては、「高い運用益+一時所得控除」という活用方法が今後残されているということだけはお伝えしたいと思います。

ただし、運用部分については、ご自身で最適と思われる投資配分をご検討の上で取り組んでください。

 

私は「キャピタル」に乗っていることもあり、世界株式プラス型に全振りしていますが。

 

改めてとなりますが、ゼロベースで考え、現時点の自分がじゃあ契約するかといったら、生命保険は生命保険として掛け捨ての安いものを契約すると思います。

さらに、投資信託部分については、積立NISAやiDecoなど公的な積み立てを優先するのが最も賢いと感じています。

(私の場合、両制度とも積み立てしている上で、ユニットリンクも契約していますが)

 

貯金として銀行口座に眠らせ続けていくのを低金利の現代では0点とするならば、個人的にはやらないよりはマシ、60点には届いているのではないかと思っています。

くれぐれもファイナンシャルプランナーと言う保険の営業マンには騙されないようにしてください。(私のように・・・w)

 

それでは、本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

また明日も読んでくれたら嬉しいです。

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