#64 世界の今を読み解く『政治思想マトリックス』茂木誠著を読んで

一から政治

皆さん、こんばんは。イチカラセイジです。

 

このブログは1985年生まれで、奥様と息子の3人家庭を持つイチカラセイジが、イチカラ家の日常を通じて得た同世代に役立つ情報をつづっているブログです。

「子どものこと、お金のこと、家のこと、政治のこと」を中心に毎日発信をしています。 

 

さて本日は、「#64 世界の今を読み解く『政治思想マトリックス』茂木誠著を読んで」についてお伝えしていきます。

 

今回はこれまで政治思想に関する記事を書く際に、参考書籍として大変お世話になってきた一冊をご紹介する回となります。

 

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「どんな人が書いているの?」

茂木誠氏は、歴史系YouTuber、著述家、予備校講師。

駿大予備校、ネット配信のN予備校で世界史を担当し、iPadを駆使した独自の視覚的授業が好評。

世界史の受験参考書のほか一般向けの著書に、『経済は世界史から学べ!』(ダイヤモンド社)、『世界史で学べ!地政学』(祥伝社)、『ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ』シリーズ、『テレビが伝えない国際ニュースの真相』(以上、SB新書)、『世界史とつなげて学べ 超日本史』(KADOKAWA)、『日本人が知るべき東アジアの地政学』(悟空出版)、『「戦争と平和」の世界史』(TAC出版)、『「米中激突」の地政学』(WAC)など。YouTubeもぎせかチャンネルで歴史と時事問題について発信中。

ホームページ:mogiseka.com

世界の今を読み解く『政治思想マトリックス』著者紹介から引用

 

「どんなことが書かれている一冊なのか」

本書は、以下の章立てとなっています。

 

第1章:ナショナリズムとグローバリズムの「シーソーゲーム」

第2章:「米中戦争」の思想史と強いロシアの復活

第3章:「超国家EU」崩壊の序曲

第4章:グローバル化するイスラム革命

最終章:日本の思想史と未来

 

全体で280頁を超える一冊ですが、物凄く簡単な表現をしつつも、中身が詰まっています。

 

基本的には、著者目線で中世から近現代に関する史実を「政治思想」といった一本の筋で読者を導いてくれています。

政治にはそれぞれの立ち位置によって様々な捉え方がされるという特徴がありますが、大きな観点で「自由〜平等」「ナショナリズム〜グローバリズム」というマトリックスで表現されている為、時代がそのときどういった流れだったのかがわかります。

 

章ごとに新たな知識がどんどん入ってくる感覚、政治の見方がアップデートされていく感覚が体験できるかと思います。

 

「イチカラセイジが得られた学びとは」

政治思想についてこれまで体系的に考えたこともなかったが、この一冊を読んで、そういった政治の見方もあるのかと気付かされました。

 

非常に内容的に面白い本でしたが、読み終わった後に「あー面白かった」「いろんな知識を得られたな」と思って終わりにするのではなく、今の自分がどういった政治的な価値観を持っているのか。

 

平等よりも自由を求めているのか、ナショナリズムよりもグローバリズムを求めているのか、

 

はたまたそれぞれ逆の政治思想を求めているのか。

 

自分の立ち位置はどこにあるのかと言うのを認識し、自分は政治に何を求めているのかを考えることで、今の政治を評価することにつながってくると感じました。

 

さらに、日本の政治を考える際には、同時に世界の政治を見るということが大切だということも学べました。

世界の中での日本の政治を見ることでより深く理解でき、政治を自分なりに評価できるようになると感じました。

 

さて、如何でしたでしょうか。

今回は、「#64 世界の今を読み解く『政治思想マトリックス』茂木誠著を読んで」書評という形でお届けさせて頂きました。

 

これまで、本著の第1章についてかなり丁寧に紹介してきました。

読んでくださっている方々の関心が高ければ、またお世話になる可能性もありますが、本書に沿った政治思想に関する話は一旦今回で終わらせて頂きます。

 

「一から政治」では、他の書籍についても紹介をしてまいりますので、また見ていただければ幸いです。

 

それではまた明日。

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