#18 自分の感情は過去の自分とつながっている。 「泣いてる子どもにイライラするのはずっと『あなた』が泣きたかったから」

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こんばんは、イチカラセイジです。

記事をご覧いただき有難うございます。
今回の書評は、福田花奈絵さん著「泣いてる子どもにイライラするのはずっと『あなた』が泣きたかったから」となります。

 

ウェブ上で話題沸騰の本書。
2020年5月時点で、子育てに悩む多くのお母さん方に読まれている一冊となっています。

 
本書を手に取るお母さん方は、思い描いていた子育てが出来ず、藁にもすがる思いで手に取る方も大勢いるかと思います。

 

子どもの言動にイライラが止まらず、周囲にストレスを当たり散らしてしまう事に自己嫌悪してしまう親も大勢いるかと思います。

 

暗い状況にあるわけではありませんが、時には我が家でも同じ状況になることもあります。きっとこれは当たり前のことなんだ。こういったストレスに我慢しながら子育てはしていくもんなんだ。我慢できない私は、親としてなっていないんだ。

 

そう思うのではないでしょうか。

 

本書では、このような悩みを持つ親に寄り添い、まるで自分自身のことを言っているかのような語り口調で、読むことができる本となっています。2歳5か月の男の子を持つ我が家の子育ては現状比較的順調かもしれませんが、母親は、自身が認める程、どちらかというとネガティブ神経質タイプ。

 

ずっと続く子育てにおいては、やはり泣きたくなってしまうときも沢山あると思います。そんな私の奥さんにも今から読んでもらいたいと思って手に取りました。

 

逼迫した状況になる前に、こういった本があることを知ってもらい自宅にいつでも読めるように置いてあるだけでも違うと勝手に思っていたりしています。

 

勿論、父親が読んでも最高の一冊です。

 
子育てのノウハウが詰まっている本は沢山世の中にはありますが、本書は子どもというより母親自身に焦点をあてています。「子は親の鏡」とよく言いますが、この言葉を真剣に考えたことがあるのだろうか。。。

 

「自分が子どものときに出来なかったことを子どもがやっている」

 

なので、子どもに対して「イライラしてしまう」「強い言葉をかけてしまう」「共感してやれない」本書全般を通じて、この視点が入っていると考えます。

 

「自分が子どものときに出来なかったことを子どもがやっている」

 
本書の内容を少しだけ紹介すると、

 

 「私も泣きたかった」
 「泣いてる子どもを見ているとイライラする!」というお母さん、とても多いんですよね。
 私も、そうでした。これ、じつはお母さん自身が「泣きたいときに泣けていないから」なんです。つまり、泣きたくなるくらい悲しくても、さびしくても、怖くても、それに耐えることが小さい頃から当たり前になっている。
 
 自分が気づいていないだけで、めちゃくちゃがんばっているんですよ。

 きっとね、そんな人は「泣く私は愛されない」「泣く私は認められない」という思い込みがあると思うんです。だから必死に泣くのをガマンしてきた。
 
 でも、それは自分の感情を否定しているということ、すごく苦しいんです。
 「ポジティブな感情は出してもいいけれど、ネガティブな感情は出したらダメ」という思い込みがあることがほとんど。「うれしい」「楽しい」は、出していいけれど、「悲しい」「怖い」なんて言っちゃダメ・・・・・というように。

 でもね、感情によいとか悪いとかないんです。すべての感情が大切。

Chapter1 自分、ガマンをさせすぎていたね 29

私は「母親」ではなく「父親」となりますが、父親だからこそ見える視点があるのかもしれません。母親が知らずしらず、こういった想いを抱いてガマンして子育てしていたら・・・と思うと胸が張り裂けそうな思いがしました。

だから、父親の私が本書を手に取り、母親がいつでも読めるようにしておきたい。

そう思いました。

というわけで、今回紹介したのは、福田花奈絵さん著「泣いてる子どもにイライラするのはずっと『あなた』が泣きたかったから」

「どういった人が書いているの?」

著者である福田花奈絵さん。
子育てママ専門カウンセラー。国立教育大学卒業後、公立小学校教諭として10年以上勤務。2人目を出産してから子育てに行き詰まり、カウンセリング、保育学、コーチング、パートナーシップなどを並行して学ぶ。
「お母さんに心のしくみを伝えれば、お母さんも子どもも幸せに生きられるようになる」と実感し、教員を退職。子育てで悩むお母さん専門のカウンセラーとして、活動を開始。全国各地で講演しているグループカウンセリングやランチ会は、毎回募集開始後、わずか30秒ほどで満席になる。2020年3月現在、Instagramのフォロワー3.7万人。Instagramでのメッセージやライブは、多くの子育てに悩むお母さんに支持されている。

今回も最後までお付き合い頂き、有難う御座いました。

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