皆さん、こんばんは。イチカラセイジです。
このブログは1985年生まれで、奥様と息子の3人家庭を持つイチカラセイジが、イチカラ家の日常を通じて得た同世代に役立つ情報をつづっているブログです。
「子どものこと、お金のこと、家のこと、政治のこと」を中心に毎日発信をしています。
本ブログでは毎週水曜土曜日曜には、政治初心者向けに興味関心が持てるような記事を発信していきます。
さて本日は、「#68 『学問のすゝめ』と政治への関心」というテーマで綴っていきたいと思います。
福沢諭吉ん『学問のすゝめ』には現代も通用する、寧ろ現代だからこそ求められている金言が多くあります。
今回はその中でも個人的に物凄く刺さっている「独立の気力なき者は、国を思うこと深雪ならず」の一節についてご紹介したいと思います。
独立心のない者は、国を思うことに深く切なるところがないという意味です。
逆に言えば、強い独立心があってはじめて国を思うことができるということなのだと思います。
『学問のすゝめ』には続いてこう書かれています。
独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐るる者は必ず人に諛(へつら)うものなり。
常に人を恐れ人に諛う者は次第にこれに慣れ、その面の皮鉄の如くなりて、恥ずべきを恥じず、論ずべきを論ぜず、人をさえ見ればただ腰を屈するのみ。
いわゆる習い性となるとはこの事にて、慣れたることは容易に改め難きものなり
私の中でこの「独立の気力なき者」を身近な例にあてはめて考えてみました。
様々な受け止め方ができる事例もあるかもしれませんが、小レベルから高レベルに至るまで、当てはまる言葉だと思います。
ぜひみなさんも身近な例を思い浮かべていただきながら、自分の成長に繋げていただきたいと思います。
わからないことがあった時、自分で調べず直ぐに周りに聞く人
『聞く前に頼むから先にググってくれ‼️頼むからっ‼️』
周りに聞く事というのは一概に悪い事だとは思いませんが、仕事の関係上、例えば気軽に聞かれたことに対して、丁寧に答えることを繰り返していると、図に乗るというか、調子に乗るというか、忙しい時であろうが何だろうが、わからないことがあった時に聞いてくる人間っていませんか❓
私はこれまで何人も見てきました。
相手の時間を奪っていることに気付いて欲しいわけですが、気付かないからそういった行動に出る。
相手を思いやる気持ちがないものが、そのさらに周りにあたる、地域のことや、国のことなどは中々考えられないのではないかと思います。
私は、地域のことや国のことを考えなくてはいけない!ということをお伝えしたいわけではありません。
ただある程度深く、政治のことを考え、行動に移すことができる人は少なくとも地域も家族も大切にしている方が多いように私は感じます。
何事も他人任せで、自分で行動も決断もしない人
こういう人周りにいませんか。
私はこれまで複数の職場で働いてきましたし、今の職場でも当てはまるのですが、必ずこういった方います。
何事も他人任せで、自分で行動も決断もしない人は、簡単に言えば『責任を負いたく無い』の一点だと私は思っています。
『責任を負うこと』と『自由』は表裏一体です。
自分の行動や言動、決断に一定の責任を負うからこそ、自由なのです。
自由であることは、ある意味『責任を果たす』という面では束縛されたものだと感じます。
何事も他人任せで、自分で行動も決断もしない人は、責任を負う負担が無い分、『自由』はありません。
独立した『大人』は家族を大切にし、地域関係を重んじ、国を思う
孔子も「恒産なくして恒心なし(一定の職業や財産を持たなければ、しっかりとした道義心や良識を持つことはできないということ)」と言っているとおり、周囲に依存している状態から脱却し、独立をしていく、その気力を持っているものとそうではないものとでは雲泥の差が付きます。
独立の気概を持ち、周囲へ依存しない良好な関係が気付けている『大人』は周りのことを気遣えます。
大切にする対象が、自分自身に加え家族となり、さらに加わって、地域そして国となると私は考えています。
家族から何をしてもらえるのか❓
地域から何をしらもらえるのか❓
国から何をしてもらえるのか❓
という視点を持っているとしたら、そもそもそれは何かに『依存』している状態であり、福沢諭吉先生の仰る『独立の気力なきもの』であると私は思います。
家族のためになにができるか❓
地域のために何ができるか❓
国のために何ができるか❓
こういう精神状態になってはじめて、『独立の気力をもつもの』となるのではないでしょうか。
如何でしたでしょうか。
私も福沢諭吉先生のおっしゃる「独立の気力なきもの」にならないよう意識して日々を生活したいと思います。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
このブログでは、少しでも皆様の日々の生活にとってプラスになる情報を積極的に発信していきます。
それではまた明日。
コメント