#43 政治的価値観を把握するのにオススメ!山猫総合研究所の「ノーランチャート診断」

一から政治

皆さん、こんばんは。イチカラセイジです。

このブログは1985年生まれで、奥様と息子の3人家庭を持つイチカラセイジが、イチカラ家の日常を通じて得た同世代に役立つ情報をつづっているブログです。

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本ブログでは毎週水曜日と日曜日には、政治初心者向けに興味関心が持てるような記事を発信していきます。

今回は「政治的価値観を把握するのにオススメ!山猫総合研究所の「ノーランチャート診断」」というテーマでつづってまいります。

「朝日新聞は、左がかっている」とか、「産経新聞は、右寄りだ」

「女性や外国人の人権を守れ!」、「国旗や国家を押し付けるな!」、「軍国主義反対!」、「国家より個人が大切だ!」と声高に言っている人間たちは「左」だ。

現存する国政政党の中でも、日本共産党は「左」であることが、共通認識になっているかと思います。

一方で、共産党が長期政権を維持している中国では、ウイグル問題をはじめ、少数民族が抑圧され、愛国心教育を徹底され、年10%の軍備増強を続けています。

そして、共産党が独裁権力を保持し、町中に監視カメラが配備され、個人の自由や人権が無視されています。

中国政府を批判する書籍は街から消え、不利益となる報道は行われません。

日本でイメージする「左」の象徴である、共産党は、中国に置き換えると日本のイメージでいう「右」「極右」とも言える状態になっているのではないでしょうか。

ということは、「左」の本質はどういったところにあるのでしょうか。

では、アメリカ二大政党である「右」の共和党と「左」の民主党における価値観とはどういったものなのでしょうか。

本ブログでは毎週水曜日と日曜日には、政治初心者向けに興味関心が持てるような記事を発信していきます。

今回は、こういった「右」とか「左」という話は一旦置いておいて、米国の政治学者デイヴィッド・ノーランが提唱したノーランチャートを使って、自分の政治的価値観を把握するサービスを紹介させて頂きたいと思います。

経済的自由と政治的自由の二次元座標「ノーラン・チャート」とは

アメリカのリバタリアン党の創設者でも有名なデイヴィッド・ノーランによって広められた政治思想の概念図です。

先ほどの共産党の例ではありませんが、「右」か「左」かという一次元の数直線では説明がつかなくなるほど、現在の政治価値観は複雑化しています。

ノーランは、x軸を経済的自由、y軸を政治的自由として、政治思想を二次元座標で表現しました。

これが「ノーラン・チャート」です。

ノーランはリバタリアニズムを経済的自由と個人的自由の両方を支持するものとして定義し、彼によれば、個人的自由のみを擁護する左翼-リベラルと、経済的自由のみを擁護する右翼-保守とを対比させることにより図式化しました。

 

自分はどこにいる?ノーランチャートを活用して政治的価値観を分析する

さて、先ずは難しいことを考えずに、出される質問に答えるだけで、自分の政治的価値観をノーランチャートに則って分析ができる便利なサービスを紹介させて頂きます。

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山猫総合研究所さんが提供している「価値観診断テスト」です。

診断結果が、x軸に「経済ポピュリズム〜経済リアリズム」、y軸に「社会保守〜社会リベラル」となっていて、自分の価値観を把握することができます。

ポピュリズムとか、リアリズムとか、リベラルとか、馴染みのない横文字が並んでいます。

x軸については、「経済的自由の拡大に消極的(経済ポピュリズム)」〜「経済的自由の拡大に積極的(経済リアリズム)」

y軸については、「個人的自由のみを擁護する(社会リベラル)」〜「国家による統治のみを擁護する(社会保守)」

と並べても良いかもしれません。

さて、私・イチカラセイジが実施した結果は以下のようになりました。

診断結果が良いとか、悪いとか、そういったことではありません。

自分がどういった政治的な価値観を持っているのかが、客観的にわかるため、「あぁ〜自分ってこういった社会的にはこういった立ち位置にいるんだ」というのがわかります。

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診断結果は、以下のように文章と二次元座標でわかりやすく価値観を示してくれます。

「あなたは保守です。この象限に当てはまる人は、従来からある社会秩序を維持することを望み、伝統的な文化や価値を守るために国家の役割を期待する傾向にあります。他方、経済分野における政府の役割や民間企業への介入についてはより懐疑的です。民間主導の経済成長を重視し、税制も成長に資するものを支持します。
また、外交安保ではリアリズムです。外交安保リアリズムとは、憲法改正や日米同盟強化、自衛隊の役割拡大などに賛同する立場であり、現実主義に基づいて一定の軍備を必要とする考え方です。」

どうやら、私は「保守」に当てはまるようですが、自分の認識としてもそこまでズレていない分析となりました。

繰り返しますが、これが良いとか悪いとか、そういったものではありません。

自分の政治的価値観を認識するメリット

政治に興味があるとかないとかって、よくメディアで取り上げられていますし、「政治がダメだから、魅力を感じないから、若者が興味を抱かないんだ」といった風潮が続いていますが、これって実は全然関係ない

こと、視点が違うのではないかと、よく思います。

あなた自身が、個人が政治に関心があろうがなかろうが、「世界は、経済は、外交は、国の安全保障は、すべて政治」だからです。

政治に全く関心のない方と、政治に関心を持ち積極的に情報を取りに行っている人とでは、まさに「茹でガエル理論」で例えられるような結果ほど、経済的な視点で差が出ると思います。

ゆでガエル理論は、経営や組織を語る際によく使われるたとえ話です。

「カエルをいきなり熱湯に入れると慌てて飛び出して逃げるが、水から入れてじわじわと温度を上げていくと、カエルは温度変化に気づかず、生命の危機を感じないまま茹で上がり死んでしまう」

さらに、組織においては上に行けば行くほど、この政治動向に関心がある人の割合が増加していきます。これは体感的にもわかるはずです。

年齢が増すごとに、所得が増すごとに、政治への関心が強くなっていく傾向があると思います。

そういった方々と同じ目線で物事を考えられるのと、考えられないのとでは、全く行動が変わってきます。

人間の行動をもとには、考え方があります。考え方のもとには、根本的思想があります。

根本的思想を作り出しているのは、遺伝や生まれ持った環境、その後に歩んできた環境などがありますが、こういった環境を選ぶことも自分自身の判断です。

やっぱり先回りして物事を考えられる人は強いですよ。

日々仕事の中でそれをつくづく感じています。

毎週水曜日と日曜日は、政治初心者向けに興味関心が持てるような記事を発信していきます。

また次回の発信も楽しみにしていただけると、大変嬉しいです。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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