皆さん、こんばんは。イチカラセイジです。
このブログは1985年生まれで、奥様と息子の3人家庭を持つイチカラセイジが、イチカラ家の日常を通じて得た同世代に役立つ情報をつづっているブログです。
「子どものこと、お金のこと、家のこと、政治のこと」を中心に毎日発信をしています。
さて本日は、「#72 お金を貯めたいなら行動経済学は必ず学ぶべき5つの理由」についてお伝えしていきます。
資本主義である日本を含め、企業においては競争社会の中で営利を最大化するためにこの「行動経済学」をフル活用しています。
世の中には我々一般人の消費を促す為の仕組みが数多張り巡らされていると認識しなくては、お金が貯まるどころか、貯金が全く出来ないといった事態となってしまいます。
この数多張り巡らされている行動経済学に則った消費者心理をついた企業の試行錯誤から、自分を守っていく知識が求められていると私は思っています。
本日ご紹介する「サクッとわかるビジネス教養行動経済学」は、そういった世の中に張り巡らされているお金を使わせる工夫を学ぶことができます。
将来に向けて計画的に貯蓄をしていきたい、どうしてもお金が貯まらない、そういった方々にとっては重要な知識だと思いますので、是非ご覧ください。
「どんな人が書いているの?」
監修者、阿部誠氏。東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授。1991年マサチューセッツ工科大学博士号(Ph.D)取得後、2004年から現職。
ノーベル経済受賞受賞者との共著も含めて、マーケティング学術雑誌に論文を多数掲載。
行動経済学の研究対象である人間の知覚バイアスや選好逆転に着目し、軽量・統計モデルを用いて得られた分析結果をマーケティングに応用する研究を行っている。
2003年にJournal of Marketing Educationからアジア太平洋地域の大学のマーケティング研究者第1位に選ばれる。
主な著者に『大学4年間のマーケティングが10時間でざっと学べる』『東大教授が教えるヤバいマーケティング』などがある。
「どんなことが書かれている一冊なのか」
行動経済学とはまさに、『人間が”意思決定する時のくせ”を知る学問』です。
人間が”意思決定する時のくせ”を知る事で、得られるメリットが大きく3つあると、本書では書かれています。
その3つとは、
- マーケティング
- 意思決定のくせを知る事で、消費者が物品を買いたくなる心理を理解する事が出来ます。
- 結果、消費者に寄り添った、広告や販促の手段がおのずと見えてきます。
- マネージメント
- 同僚や部下を上手にマネジメントするのに役立ちます。例えば、仕事を手伝ってもらう場合も承諾を得やすい方法を知っていれば、引き受けてもらえる可能性が高くなります。
- 自己実現
- 目指すべき目標があるのに、つい目先の誘惑にとらわれてなかなかゴールにたどり着けないような人でも、なぜ誘惑に負けるのかを知ることで、対策を講じる事が出来ます。
本書は以下の目次から構成されています。
- 基礎から学ぶ!知って得する行動経済学の考え方
- 人間らしい心の動き ヒューリスティック
- 意思決定の仕組み プロスペクト理論
- マーケティングに活かす! 行動経済学の活用事例
- 行動経済学の目玉! ナッジ理論
- ビジネスで役立つ! 行動経済学の応用法
全ページフルカラーで作られており、加えて挿絵は多めで文字少なめの読書初心者にとっても、非常に読みやすい内容となっています。
「イチカラセイジが得られた学びとは〜行動経済学を学ぶべき5つの理由〜」
基本的に読んでいてなるほどなぁ〜と思えることばかりです。例えば、
・情報過多の場合にはシステマティックよりもヒューリスティック(直感、即決、高速、努力を要さない)が多用される
・投資のように選択に損得や確率が関係する不確実な状況において、人間がどのようなプロセスを経て意思決定するのかを説明する理論「プロスペクト理論」
・肘で軽く小突くように自発的に望ましい行動を促す「ナッジ理論」(デフォルト/保有効果)
ほかにも沢山あるのですが、こういったことをわかりやすく学ぶ事が出来ます。
特に、私がこの本を読んで得た学びの中でも5つ挙げるとすると、
- 「選択的知覚」を活用することで、数多飛び交う情報の中でも自身が発信する情報を特定の方々に目立たせる事ができる(カクテルパーティー効果)
- 少ないサンプルで判断する「少数の法則」の視点は、クチコミや他人の評価がいかに人の判断材料に使われているかを知ることができる
- 人は都合の良い情報ばかりを集める「確証バイアス」が働く。色メガネとも言えるが、人は一度判断したことを覆すことにはパワーがいる。
- 人は得よりも損を強く感じてしまう「損失回避性」。プロスペクト理論の価値観数では、損は得の2.25倍の重みを感じる。適正なリスクの取り方がわかる。
- 心の口座が意思決定を左右する(メンタルアカウンティング)。客観的にわかる家計簿をつける重要性がわかる。
行動経済学を自分の資産を守るために知識として知っておくことは重要です。
また、行動経済学をいまの仕事に活かしていくといった観点も大切だと私は思っています。
そのため、上記5点はいますぐにでも仕事で活用できるなと思った視点が多く入っており、まさに私・イチカラセイジの学びです。
きっと本書を読まれたかたは、またそれぞれで違った部分での学びが得られると思います。
いかがでしたでしょうか?
今回は、「#72 お金を貯めたいなら行動経済学は学ぶべき!!「サクッとわかるビジネス教養行動経済学」を読んで」についてお届けしてまいりました。
行動経済学に少しでも興味を持たれた方は、この本を読んでいただければと思います。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
このブログでは、少しでも皆様の日々の生活にとってプラスになる情報を積極的に発信していきます。
それではまた明日。
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