#71 住宅の価値を考える〜スムストック(SumStock)とは〜

家のこと

皆さん、こんばんは。イチカラセイジです。

 

このブログは1985年生まれで、奥様と息子の3人家庭を持つイチカラセイジが、イチカラ家の日常を通じて得た同世代に役立つ情報をつづっているブログです。

「子どものこと、お金のこと、家のこと、政治のこと」を中心に毎日発信をしています。 

 

さて本日は、「#71 住宅の価値を考える〜スムストック(SumStock)とは〜」というテーマで綴っていきたいと思います。

 

このブログの4本柱(子ども/お金/家/政治)の一つである「マイホーム建築のリアル」をお届けてしていく、「家のことシリーズ」です。

あまり更新がないのも、基本打ち合わせがあった際などを中心に、読んで下さった方々にとって参考になるかなと思ったタイミングで記事にしております。

 

さて、マイホーム建設を検討している中で、営業さんから教えていただいたスムストック(SumStock)認定についてです。

 

みなさん、住宅のスムストック(SumStock)認定ってご存知でしたか❗️❓

 

ちなみに私は全く知りませんでした。。。はい😭💧

 

住宅を買うまでに知っておくべき情報だなと感じましたので、発信をしていきたいと思いますので宜しくお願い致します。

 

スムストック(SumStock)認定とは

「住宅寿命と住宅の資産価値というのは大きく乖離がある」ということを、住宅購入にあたって、情報収集や書籍などを通じての勉強をしていく中で感じました。

 

国税庁では法定耐用年数を、木造の住宅なら22年、鉄筋コンクリート等の住宅なら47年と定めています。

実は、これはあくまで税法上の「減価償却資産の耐用年数」であり、建物が実際に「使用に耐えうる期間」ではないと表記がされています。

 

一般には、建てた住宅がわずか30年程度で住むことができなくなるとは誰もが思っていません。

 

ですが、税法上の減価償却資産の耐用年数としては、法廷耐用年数を終えると、建物としての資産価値が無くなってしまうことになってしまいます。

 

国では、このギャップが建物の正しい資産価値をはかる上で大きな問題になっていると認識し、様々な取り組みが進み始めているようですが、民間においても取組が進んでいます。

 

大手ハウスメーカー10社グループが協力して、「優良ストック住宅推進協議会」を2008年7月に設立。

良いものは良いものとして取引される既存住宅流通の活性化と適切な市場形成を目指し、参加メーカーの住宅で、共通の基準を満たすものを「スムストック」と認定する取組が行われています。

 

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スムストック(SumStock)認定されることによるメリット

住宅を買いたい側と売りたい側、両方にメリットがあります。

 

住宅を買いたい側にとっては、

 

  • 納得の品質(不具合の有無)
  • 適正価格かどうか
  • 住宅メーカー施工の安心感
  • 建物がきちんと評価され建物価格が明確

 

住宅を売りたい側にとっては、

 

  • 構造と内装・設備に分けて査定し、本当の建物価値を評価してくれるから納得の価格で売れる
  • 購入者も認める建物価格(査定額と成約額の差異は平均1%程度という実績)

 

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スムストック(SumStock)の認定条件

スムストックの認定には、以下のような条件があります。

 

  • 住宅履歴データベースの保有
    • 今までどんな修繕をしてきたのか。それが分かると、これからかかるメンテナンスの計画等にも役立ちます。新築時の図面、これまでのリフォーム、メンテナンス情報等が管理・蓄積されていることを条件としています。
  • 50年以上のメンテナンスプログラム
    • 永く住み続けることができる住宅であること。それを支える建築後50年以上の長期点検制度・メンテナンスプログラムがあり、計画通りの点検・修繕を実施している。または、査定時点検を実施し、基準を超える劣化事象がないことを確認していること。
  • 新耐震基準レベルの耐震性の保持
    • 安心できる住まいには一定以上の耐震性能は欠かせません。「新耐震基準」レベルの耐震性能があることを最低限の条件としています。

 

そして、こういった条件を満たすための手法も確立されています。

 

 

 

スムストック物件を売却する

安心感がある、人生に一度の大きな買い物を失敗したくない、そういった思いで大手ハウスメーカーで住宅を購入することを考えている人は多いのではないでしょうか❓

 

ただ、住宅というのは余程の好立地出ない限り、資産価値としてみた際には、「投資ではなく浪費」になってしまうケースが大半だと私は考えています。

 

今回ご紹介したスムストックがあるからといって、浪費が投資に変わるわけでは決してありませんが、『住宅を買うときに売る可能性について考えておくこと』は非常に重要なことだと思っています。

 

そして、売る場合がありそうだと判断した時には、ぜひスムストックのことを思い出していただき、住宅選びの観点として含めていただければ幸いです。

 

またスムストック住宅として中古物件を買うことも非常に良い手段だと思っています。

(我が家の場合は、土地のしばりがあるため、注文住宅以外難しいのが実態ですが・・・)

 

さて、いかがだったでしょうか❓

今回は「#71 住宅の価値を考える〜スムストック(SumStock)とは〜」というテーマでお伝えをさせて頂きました。

 

今後も住宅建築に係る情報も本ブログでは取り上げていきますので、ご注目いただければ幸いです。

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それではまた明日。

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